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日本株取引の30分延長、相場の波乱助長に懸念の声-売買増加も幻想か
次期売買システム「アローヘッド4.0」の稼働に伴い現物株の取引時間を現在の午後3時から3時半まで延長し、最後の5分間は大引けでの売買執行をより円滑にするため、クロージング・オークションを導入する。
現在はザラ場から大引けの板寄せまで連続しているが、今後は午後3時14分にいったん終了し、その後は大引けの板寄せに向けた事前の注文受付時間(プレ・クロージング)となる。終値形成の透明化に加え、株価指数への連動を目指すパッシブ運用の拡大で大引け時の取引が増加傾向にある点も踏まえた措置だ。
1日の取引時間が5時間から5時間半、率にして10%長くなるため、東証の関係者は売買高の増加に期待感を示す。しかし市場関係者の間では、時間延長だけでは売買のボリュームは増えない可能性が警戒されている。2016年に取引時間を30分延長した韓国の事例がある。
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