【京都】鹿島に完封負けで降格圏18位転落 DF宮本優太「勝ちきれるチームにならないと」
劇的なゴールで東京ユナイテッドがシーズン開幕戦で勝利
昨夜、国立競技場で行われたシーズン開幕戦で、東京ユナイテッドが大阪FCを相手に劇的なラストミニットゴールで3-2の勝利を収めました。選手たちとファンにとって感情のジェットコースターとなったこの試合は、最後まで目が離せない展開となりました。
晴天の下でキックオフされた試合は、両チームとも初期から攻撃的な戦術を展開。守備で定評のある大阪FCが先制し、中盤の山田太郎選手が素晴らしいロングシュートで17分にスコアを動かしました。このゴールは、ホームの観客を沈黙させ、緊張感あふれる前半の雰囲気を決定づけました。
しかし、東京ユナイテッドは早期のリードを許しながらも気落ちすることなく反撃。前半の終了間際に、ストライカー佐藤健二選手がセットプレイから見事なゴールを決めて同点に追いつきました。
後半が始まると、試合の緊張感はさらに高まりました。東京ユナイテッドが試合の主導権を握り、ハイプレスとポゼッションで優位に立ちました。その圧力が実を結び、68分に田中洋司選手のクロスから佐藤選手がヘディングで再びゴールを決め、リードを奪いました。
しかし、このリードも長くは続かず、大阪FCが78分にカウンターから鈴木大地選手が押し込んで再び試合を振り出しに戻しました。このゴールで大阪が再び活気づき、試合は引き分けに終わるかと思われましたが、最後の数分でドラマが待っていました。
試合終了間際の88分、東京ユナイテッドの若手ミッドフィールダー、藤本章選手がヒーローとなりました。ペナルティエリアの外でボールを受け取った彼は、二人のディフェンダーを抜き去り、見事なカーブショットで遠角に決め、ゴールキーパーを置き去りにしました。
スタジアムは歓喜の渦となり、東京ユナイテッドの選手とファンが壮絶なゴールを祝いました。試合後のインタビューで、西村明宏監督は「このような勝利がチームの性格を示しています。私たちは決してあきらめず、藤本の素晴らしいゴールは今夜のチーム全体の努力に値するものでした」と語りました。